日常非日常

                                        since'11/02/20

150530 日本との新しい結びつきを求めて 3-3 

P1010524
150530 日本なくして韓国なし

日本との新しい結びつきを求めて
 3-3

『死ぬ覚悟で書いた韓国・韓国人批判』(池原守著、中央M/B刊)というタイトルの、日本人が書いた痛烈な韓国批判の書がベストセラーとなったのも、IMF管理下以後の韓国ならではのことだ。著者は27年間、仕事で韓国とかかわりを持ち続けてきた体験をもとに、実例を一つ一つあげながら、これでもかとたたみかけるようにして、韓国社会と韓国人についての批判を猛烈に展開している。


P1010525
その中心をなすのが、韓国社会に広くいきわたっている救いようのないほどの「いい加減さ」なのである。
これまでにも、日本人による韓国批判の本が韓国で出版されていなかったわけではない。
また本書で指摘されているような批判を韓国人がこれまで耳にしたことがなかったわけでもない。


R0015253
しかしたとえば、次のような表現が日本人によって国内で堂々と行なわれ、それに多くの韓国人が共感するなどという事態だけは、いまだかつてなかったことである。
「韓国人はあまりにも早く興奮し、早く失望し、すべてを早く忘れてしまう」
「ほとんどゼロに近いとしか表現のしようがない韓国人の秩序意識」
「(コネか金を使えばどんな違反も許される社会だとして)この世の中にこんな国、こんな法がどこにあるのか。こんな国が滅びないほうがおかしい」


R0015255
これに対して、「よくぞそこまでいってくれた」「ほんとうに韓国を思っての言葉だと実感できる」といった共感の手紙が著者のもとに殺到したという。
それぞれの共感の質にはさまざまあるにちがいないが、いずれにしても、そこには現在の韓国人がどのような心理の世界に覆われているかが、如実に物語られていると思う。


R0015257




呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150527 日本との新しい結びつきを求めて 2-3 

P1010514
150527 日本なくして韓国なし

日本との新しい結びつきを求めて
 2-3

日本の大衆文化の受け入れも急速に進んいる。
政府が「許可」の姿勢を示すやいなや、テレビでは日本の映画が放映されはじめ、これまで「野蛮な武士道文化」の象徴とのレッテルを貼ってきた時代劇までがしばしば放映されるようになってきた。
各局はこぞって東京・原宿などの流行最先端地域を紹介するし、温泉地の紹介では混浴シーンまで見せるというサービスぶりを示している。
いずれも97年以前ではありえないことだった。


P1010518
一般国民は、なんのかんのといっても、元来、日本の伝統文化も近代的な都市文化も大好きだから、お上がいいとさえいえば、待ってましたとばかりにあっという間に広がっていくのである。

P1010521
不動産所有、株式所有、企業投資、税制など、それまでの外国人に対する規制の多くが撤廃され、さまざまな優遇措置がとられるようにもなった。
新空港建設予定地の近接地に国際投資自由地域を設けようとの意思も表明されている。


P1010522




呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150525 日本との新しい結びつきを求めて 1-3 

P1010504
150525 日本なくして韓国なし

日本との新しい結びつきを求めて
 1-3

韓国の政治にとっては、だんだんと戦後の反日政策の伝統が重荷になりはじめている。
できることならば、なんとかそこから脱出したいというのが、いまの政治的な本心だといってもよい。


P1010506
朴政権以来、韓国は実際には日本からの多大な援助を受け、日本を最大の手本に、日本との強い結びつきを持って経済成長をとげてきた。
しかし国内的な反日政策はその間もずっと温存され、陰に陽に外交カードとして利用され続けてきた。
ところがいまや、それが効果を発揮するどころか、国益を阻害する作用を果たすものでしかないことがはっきりしてきたのである。


P1010507
韓国は再び日本との強い結びつきを必要としている。
これまでのように日本人の「良心」に訴えて力を貸させるようなことではなく、本格的な韓国への投資を求めている。
そのためには、日本が積極的に投資したくなるような条件を韓国につくらなくてはならない。
そういう方向がようやく模索されるようになってきた。


P1010509
日本をことさらに刺激すまいと、反日的な発言をできるかぎり慎もうとする政府の態度がはっきりと感じられるよになったのも、そうしたことの現れの一つだ。
98年以降、国内や日本での「従軍慰安婦」をめぐる市民運動を援護するような発言を、政府はいっさいしていない。


P1010510



  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150520 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 3-3 

P1010498
150520 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 3-3

金泳三政権時代に展開された「過激な民主化」に対して、日本の一部では「日本ではできないような思い切った政治改革を進めている」と賞賛する声があった。
また金大中政権の初期には、「日本が手をつけられないでいる経済改革を韓国は進めている」と大きく評価する声があった。
いずれについても「日本はそういう韓国の積極的な改革姿勢に見習うべきだ」という主張が、日本の代表的な新聞にしばしば掲載されたものだ。


P1010499
私はそのたびに、韓国政府のそうしたパフォーマンスに騙されてはいけない、実態はもはや手のつけられないほどの惨状にある、政府が見せているのは人気とりのための単なる改革姿勢と、ときたま威厳を見せて政治権力を誇示するという、昔ながらのやり方に過ぎないということを繰り返し述べてきた。

P1010500
韓国の国民も本音のところではそういうことをよくわかっていたし、経済専門家たちもこのままではいつか破局が訪れることがわかっていたはずだった。
しかし、右肩上がりの経済があるかぎり、そこから広がる幻想のほうがずっと大きな力を持ってしまっていたのだった。


P1010501
IMFの処方箋どおりにやれば韓国が立ち直れるというのも、まったくの幻想にすぎない。
かといって、韓国が独力で国際金融と情報化のパワーをともに身につけ、独力で資本、技術、人力、制度のすべてにわたって国際的な競争力を持つことなど、夢のまた夢にすぎない。
韓国はいま、そういう現実に当面していることを、ようやく国をあげて知りつつあるところへ入っている。


P1010502



  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150514 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 2-3 

P1010491
150514 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 2-3

大方の意見は、このように国内改革に重点をおくものだが、国際経済専門家の李贊根イチャングン氏は、アメリカ主導のIMF体制そのものへの対応こそ当面する最も重要な課題だと説いている。
「IMF危機は我々にただの経済試練だけではなく、価値観の混乱をもたらしている。アメリカはIMFを押し立てて、我が国の国家システムを全面的にアメリカ式に改変すことを要求している」(前掲書所収、李贊根「投機資本とアメリカ・パターン主義」)


P1010492
李贊根氏がいいたいのは、IMF体制の狙いは、いわゆる「開放経済」をアジアに押しつけ、アジアを経済的に支配しようというアメリカ戦略の一環なのだ、ということなのである。
そこで氏は「日本を前面に押し立てよ」と主張する。


P1010493
「アメリカの一国覇権主義が『アジアを飼い馴らす』戦略を露骨に広げている現実から目を背けて、反日感情だけに執着しているわけにはいかない。
円の価値を国際的なものにしていこうという狙いは気に入らないが、一定の水準で日本を引き立てていく政府の悠然たる姿勢が必要だ。金融経済にかんするかぎり、アジアはあまりにも準備が脆弱なため、当面は日本を先頭に立てて西欧に対応する必要がある」(同前)
ということから出てくる対策は、「東アジアは共同の対応のための努力」をすべきであり、早急に金融外交チャンネルを作ることだとされる。
それは「韓国の金融部門は全面的に開放を受け入れる準備に欠けており、資本、技術、人力、制度のどれ一つとっても国際的な競争力を持っていない」(同前)からである。


P1010495
両氏の考えは、一方は国内的に、もう一方は国外的に、それぞれ対策の重点をおくものだが、いずれもその焦点は金融の強化におかれている。
それは、「輸出立国の再生」のために実物経済の改善を図ろうというIMFの処方箋では、もはや韓国経済の再起は不可能だという認識の表れでもある。


P1010496
韓国はこれまで、世界的な情報化と金融自由化の流れに対して、それに対応しえる国内産業の構造調整という課題をまるで持つことなく過ごしてきた。
そのために、慢性化していた国際収支の悪化がいっそうの悪化を急速に促進し、産業界も政府も挽回を図ろうと業務の拡張にばかり熱を入れ、さらなる借金につぐ借金の自転車操業を大々的に展開してきた。
そこでついに借金を返しきれない事態を招いたというのが、本当のところなのだ。


P1010497


  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150510 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 1-3 

P1010484
150510 IMFの処方箋で韓国が立ち直ることはない 1-3

それでは韓国の知識人たちは、韓国のIMF管理下の経済の現状をどのように見て、どのような対策を考えているのだろうか。
『IMFの原因と教訓』(三星経済研究所刊)で数名の専門家たちが論じている。
金融破局の直接の原因は、「海外から導入した過剰な短期投資を長期投資や証券投資に続々と投入していった結果、資本の流動性に著しい支障をきたしたため」といってよい。


P1010485
なぜそんなおかしな投資が韓国の経済界で展開されてきたかについて、金泳三政権下で総理大臣を務めたことのある南悳祐ナムトグ氏は次のようにいう。
「財閥当主のひとことで大型投資がきまり、政治家に数百億ウォンの金を賄賂で渡しても銀行は何もいわずに融資を続けた。資金の用途や経済的妥当性は問わず、ただ企業集団の相互支払い保証さえあればいいという態度だった。こんな金融機関は先進国のどこにもありえない奇形なのだ」(前掲書所収、南悳祐「危機の韓国経済、その原因と対策」)


P1010486
韓国の銀行は企業の経営を見る力をまったく持っていない。
悪い意味での役人のようなもの、政府の指導下で右から左へと企業へお金を回すだけ。
日本のような「系列銀行」というシステムもないから、銀行と企業のあいだの特殊な信頼関係もない。
そのため、融資先の企業の営業成績がよろしくないからといって財務を見ようとか、役員を派遣しようとかいったこともない。
銀行がこうした体質を持っていることでも、財閥の強引な投資が可能となっていたのである。


P1010488
「いまのIMF体制には資本移動を監視する装置と早期警報体制が備わっていない。したがって、IMFが使える武器は高い為替の交換率で、高金利政策になるしかない。(中略)改革の範囲と内容をIMFに任せるのではなく、我々が主体となって必要な改革をしなくてはならない」(前同)
どんな改革をするにしても、銀行がいまのような体質のままでは、いつまでたっても有効な金融の流れを生み出すことは難しい。


P1010490


  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150505 IMF敗戦を経て、韓国はいまーー貧困層の拡大と中間層の没落 3-3 

IMGP0018
150505 日本なくして韓国なし

IMF敗戦を経て、韓国はいまーー

貧困層の拡大と中間層の没落
3-3

99年の暮れにソウルでタクシーに乗ったときのこと。
運転手は赤信号なのに平気で交差点を通過するので、「危ないじゃないの」と私は文句をいった。すると運転手は「赤信号でいちいち止まっていたんじゃ、いまどき仕事になりませんよ」という。


IMGP0019
そして、「瞬間あたりを見てパトカーがいないか、道を人が渡っていないかを確認して走っているのだから、そういわないで欲しいな。お客からそんなふうにいわれると余計にストレスがたまっちゃうよ」といい、景気の悪さへの憤懣ふんまんをぶつける。
「政府の発表では景気はよくなっているというけど、景気の良し悪しはタクシーをやっていると一番よくわかるんだ。いったい、どこがよくなってるっていうんだい。ますます悪くなってるじゃないか。こんなにして走ってるのに食べていけるかどうかなんだから」


IMGP0020
また翌日、朝の10時頃にタクシーに乗ると、運転手はニコニコしながら、「いやー、日が昇る前から走っているのに、まったくお客がいなくてね。あなたが今日はじめてのお客さんですよ」と話がはずんた。

IMGP0021
職を失ってたちシー運転手になる人が多く、タクシー自体と増えているのだけれども、客の方はいっこうに増えず、空車のタクシーがたくさん走っている。

IMGP0023


  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋



trackback: -- | comment: 0 | edit

150504 IMF敗戦を経て、韓国はいまーー貧困層の拡大と中間層の没落 2-3 

PC011422
150504 日本なくして韓国なし

IMF敗戦を経て、韓国はいまーー

貧困層の拡大と中間層の没落
2-3

99年12月に韓国のテレビ局が行った意識調査では、IMF管理下以前には自分を中間階層と感じていた者が73.3パーセントいたのに対して、IMF管理下以後についてはそれが36.9パーセントと激減し、ほとんどの者が下層と感じているという結果が出ている。


PC011424
街頭でテレビ局のインタビューに応じたある庶民は、「いくら努力をしても対価がないのに、努力しなくても豊かに暮らしている人たちがいる。それが悔しくて、働く意欲が湧いてこない」という。

PC011426
番組の最後にキャスターは次のように述べていた。
「いまを去る百年間、韓国では過半数の国民が貧困な生活を送ってきた。過去の貧困には希望があった。いまの貧困は相対的で絶対的な貧困だ。いま貧富の差が大きく広がっていることが問題であり、それに対して中間層を拡大することがなによりも重要なテーマだ」(KBSテレビ99年12月31日放映「ミレニアム言論調査」)


PC011424
IMF以後の韓国には、所得階層上位20パーセントの者たちがいっそう豊かになり、それ以外の80パーセントの国民の生活は悪くなる一方、という結果がもたらされているのである。

IMGP0013
一時、高級品の消費が大きく縮小したが、間もなく一般消費の不調を尻目に、回復しはじめていった。
上層階層が以前よりもさらに高級品を買うようになっていったからである。
その動きを受けたあるデパートでは、一階の化粧品やアクセサリー売場を外国の高級ブランド品の売場に変えるなど、高所得者向けのデパートへと転身を図っている。


IMGP0014
こうして、高所得者たちの消費熱が高まる一方で、日曜日ともなれば家族でファミリーレストランへ繰り出したことすら夢のような過去と化した人々の厳しい生活が定着していく。
階層格差がこのままさらに長引けば、階層間の敵対感情が広がり、しだいに険しい社会になっていくのではないかと心配されている。


IMGP0016


  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit

150501 IMF敗戦を経て、韓国はいまーー貧困層の拡大と中間層の没落 1-3 

PB301408
150501 日本なくして韓国なし

IMF敗戦を経て、韓国はいまーーー

貧困層の拡大と中間層の没落
1-3

私の考えでは、IMF管理下以後の韓国を襲った最大の問題は、中間層の多くが貧困層へと没落したために貧富の差が大きく拡大し、中間層の空洞化がもたらされたことにある。


PB301410
1年以上職に就けないでいる者は、99年5月には98年同時期の約2倍。
99年半ばの生活保護対象者は、98年よりも26万人増えて174万人。
99年9月の時点で、臨時職や日雇い労働に就く者が、全賃金労働者の過半数を突破し、52.5パーセントを占めるにいたった。
ソウルの公園や地下道に寝泊まりするホームレス人口は99年1月には4,500名に達し、さらに増え続けている状態。
学校に弁当を持っていけない欠食小中高生は、98年暮れに13万1千人。
200万世帯が三食のうち少なくとも一食を抜く欠食状態下にあると見られている。


PC011416
98年末から99年末に、全国に7,134あった民間の「子供の家」(保育園)のうち約200が倒産し、500が競売の危機に陥っている。
99年夏には、国民年金基金政策資金の融資を受けて建設した「子供の家」の園長が、7名にわたって次々に自殺していくという悲惨な事件が起きている。
園児の親たちで保育料を支払えなくなる者の大量増加で園の収入が激減し、基金への返済ができなくなったために銀行から借金をし、その借金が膨大な額に膨れ上がったためである。


PC011419
金利の上昇は高所得者に断然有利に働いた。
賃金が下降して一般の勤労者は預金をとり崩しながらの生活に入った一方、すでに高い預金高を確保している者は、金利の上昇で所得を大きく伸ばすことができたからである。
97〜99年で所得階層上位20パーセントの者たちの所得は2.4パーセント増加し、中位40パーセントの者たちは4.2パーセントの減少、下位20パーセントの者たちは9.3パーセントの減少となっている。


PC011421



  

呉 善花 著 「反日」を捨てる韓国 より抜粋


trackback: -- | comment: 0 | edit